バングラデッシュ北部の少数民族ガロが多く住む
ジョイランクーラ村から、ドクターがお越しになりました。
どこまでも響き渡るバリトンな声音に、
AHIオフィス全体が包まれたひととき。
彼は、バングラデッシュのジョイランクーラ村のキリスト教の病院の院長。
インドとの国境まで5-6キロに位置するこの辺境の村の患者さんたちは、
ほとんどがイスラム教徒だそうです。
それはそのはず。バングラデッシュの全人口の80%以上を占めるイスラム教徒。
キリスト教徒はほんの数%。
そんななかでも、イスラム教を信じる患者さんたちにとって、
このキリスト教病院はなくてはならない貴重な病院で、
全幅の信頼を寄せられている、というお話が新鮮でした。
日本とのつながりは長く、現在も日本人女性の宣教師で
総合医であるドクターが常駐し、彼女とともに月100以上の手術をこなし、
村人たちの命を守っているそうです。
今朝、バングラデッシュから中部国際空港に降り立ち、
AHIを経由したのち、一路、桜満開の長野県小布施へ、
向かわれました。
熱心に支援し続けてこられた日本人ドクター
を偲ぶ会〜メモリアル〜in小布施に出席の為、来日した院長&事務局長。
ガロ民族の方との出会いははじめて。
とっても情に熱く、エネルギッシュな二人でした。
バングラデッシュの風と力強いバリトン声に包まれた、
AHIの午後のひとときでした。
職員A