「サミット」とは、主要7ケ国首脳会議のことですね。では、この名称に関するクイズを2つ。
Q1:「サミット」は元もとどういう意味?
A1:山頂。7か国の首脳が集まるから、サミットっていうんですって。
7か国の首脳が顔を合わせるのは、賞味1日。
首脳会談までに、シェルパと呼ばれる首脳の代理者が何度か準備会合をもち、
大筋のことが決められます。
首脳会談ではそれを確認する、シェルパでは決められなかったことがあれば、
それについて話し合う、という感じだそうです。
Q2:「7ケ国」はどの国々?
A2:北米から、アメリカ、カナダの2か国
西ヨーロッパから、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの4か国
そして日本です。
以前はロシアを含んで「G8」でしたが、2014年にロシアがクリミアを併合した後、
ロシアが抜けて7か国になりました。
さて、本題です。
サミットとAHIの活動、直接的な関係があるのかしらと、
不思議に思っている方がいるかもしれません。
私自身がそう思っていました。今回、サミットについて勉強するまでは。
ニュースでこんなことがサミットで話し合われましたと伝えられるのは、
経済のことや北朝鮮に関することなどですから。
サミットでは政治や経済だけでなく、開発についても話し合われます。
開発についてもというより、開発に関する話し合いには相当な時間が割かれているそうです。
「そしてそこでの決定事項は世界の動きに大きな影響を与えます。
日本で開催されるサミットで決定されることを、よりふさわしいものとなるよう
努力する責任が、私たちNGOやNPOにあります」
講師の稲場雅紀さん(NGOネットワーク「動く→動かす」の事務局長)の言葉です。
お隣の三重県 伊勢志摩でサミットが開催されることになり、
AHIでも意識が高まっているという次第です。
2016年2月29日「サミットを知る基本のキ」 於JICA中部、主催:AHI・名古屋NGOセンター
職員Y