ボランティアの宮井さん。
ある晩は、
残業している職員にと、
行きつけの中華料理屋さんから、
できたてチャーハンをテイクアウトしてきてくださいました。
にんにくまるごとはいった、
とってもおいしいチャーハンをふたパック。
それをほおばりながら、
いろいろお話していると、
「わし、日ごろ思ってるんだけど、ここは花がないでしょう」
と宮井さん。
たしかに職員ほとんどは女性ですが、
ボランティアの方々からは、
「化粧もしないし、色気もない」とか、(全員か)
「気は強いし、言葉はきついし」とか、(時と人によりけり)
「みんなまじめねえ」とか、(くそまじめで頭が固い、冗談が通じない、の意かもしれないときもあるに違いない)
「必要性しか考えてない事務所」とか、(それが効率がいいかどうかは別の話)
よく言われる。
「鳥飼さんをAHIの一輪の花とよぶ人もいます」
と無駄な抵抗をした私の言葉を丸無視した宮井さん。
「うちは女房が好きだったから、部屋のいたるところに植物があるよ」
ホンモノの花のことでしたか。
「そうですねえ。
ちょっと机にスペースが空いてるとみたら、
数分後にはそこに書類がどんと山になっておかれてるくらいですから、
花瓶があっても、倒して書類を濡らしたり、
割ったりするからかもしれませんねえ」
やはり“花”のない私の答え。
翌日宮井さんは、
すぐには倒れない底のひろい、
すてきな形の特選いいちこのガラス瓶と、
黄色いバラを持ってきてくださいました。
ひっくり返される確立が比較的少ないであろう場所を
さまざまな場面を想定して熟慮検討し、
窓口におかせていただくことにしました。
みんなが毎日必ず通って、でもかばんや体でぶつけないところ。
目にするたびに、宮井さんの優しさを感じます。
ある時、そのバラと花瓶がラウンジに移動しているのを発見。
「だめですよー。
これは宮井さんが、わざわざ、
”事務所にっ”て持ってきてくださったんですからー」
どうやら、その頃会議続きだった林さんが、
疲れた心を癒すため、会議のたびにいっしょに持ち歩いていたようで?
こんなふうに、
花を通じて宮井さんが私たち職員の心に“花”をもたらしてくれた
ように、
いろんな場面で、ボランティアの方々の関わりが、
花を咲かせてくださっている。
事務所に花を。
心に花を。
私たちは、幸せものです。
し職員
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